負けず嫌いです。

「負けず嫌い」というとあまりいいイメージはないでしょうが、よかったと思うこともあります。

負けず嫌いでよかったこと①公認会計士試験に合格できた

この資格がなければ今の自分はないので、まずは、公認会計士試験に合格できたことです。

詳しくは「会計士になるまで」「出口を探して」にありますが、翻訳に挫折し失った10年を絶対に取り戻して再出発したかったし、面接官にも負けたくなかった。

このときは、過去の自分にも、他の人にも負けたくありませんでした。

負けず嫌いでよかったこと②継続できる

いくら好きなことであっても、なかなか結果が出ないことがあったり、他に必要に迫られてやらなければならないことがあると、「休みたいな」「1回くらい休んでもいいかな」となりがちではないでしょうか。

ましてや、元々ハードルが高いことならなおさら。

私にとっての前者は、フラワーアレンジメントといけばな、後者は、このブログです。

フラワーアレンジメントといけばな

フラワーアレンジメントは、習い始めると少しずつ目が慣れてきて、2年ほど経つとアラばかりが目につくようになりました。そうすると、毎回のレッスンが、楽しいからしんどいに変わっていきました。

しかし、フラワーアレンジメントは、私の「ワークライフバランス」の「ライフ」部分の唯一の砦でしたので、行かないと自分は仕事に征服されてしまいそうでした。それは仕事に負けることだと思い、それが嫌で通い続けました。(関連投稿:「砦となるもの」)

習い始めて1年経ったいけばなもそうです。今、新しい型がまったくできず、壁に当たっていますが、その型はすべての様式の基本となるもの。これを克服しなければその先はないと、毎回悔しい思いをしながらも続けています。

ブログ

このブログを平日毎日更新することはそれほど楽なことではなく、(読んでくださっている方がもしいれば本当に申し訳ないのですが)記事のクオリティーにもどうしても差が出てしまいます。

それでも、平日毎日更新すると決めた自分に負けたくないから、なんとか続けています。

自分に負けたくない、という気持ちは、継続することの原動力になっていると思います。

負けず嫌いでよかったこと③今、生きている

「何を大げさな」という感じかもしれませんが、これも自分にとっては大切なことです。

監査法人の品質管理部門で働いていた頃、ビルの廊下の突き当たり、飲み物の自動販売機が設置されているそばに、小さな休憩スペースがありました。その休憩スペースのベンチに座ると、正面の壁は全面ガラス張りで、キラキラした夜のビル群をぼんやり眺めながら、このガラスを突き破って外に飛び出せたらなー、といつも思っていました。

19階でしたが。

でも、今ここを突き破って消えたとしても(現実にはガラスに跳ね返されるだけでしょうが)、人員が欠けることによって上司がちょっとだけ困って、それは少しはうれしいけれど、そんな少しのうれしさと引き換えに失うものが大きすぎるな、と考えました。

まだ見たことのない美しいもの、家族との時間(私はたいして家族と仲良くありませんが、それでも)、ふと見上げる空の青さ、花の色や香り、季節のうつろい…。

自分を追い詰めている(主観ですが)人たちは、この先何十年も、それらを当たり前に手にし続けるのに、私はそれを永遠に失っていいの?そんなの悔しくない?

それは悔しい、と、負けず嫌いの私は思い、一方で、監査法人というステージでの負けを認め、そこから降りることにしました。

「死んだら負け」

少し前のことですが、自殺のニュースについて、あるタレントさんが「死んだら負け」とコメントして批判を受けたことがありました。

亡くなった方に向かってそう言ってしまうと、たしかに鞭打つようでかわいそうだと思いますが、感覚としては理解できます。

「死んだら負け。だから生きよう。」と言いたいんだと思います。

じゃあ逃げるのか?逃げたら負けじゃないかのか?と思うかもしれませんが、逃げなかったらもっと大きな負けを喫して、その先勝負すらできなくなるかもしれない。だったら、私は、負け犬上等、だと思います。

あるステージでは負けでも、別のステージでは勝てるかもしれない。勝てなくても、なんとか引き分けくらいで戦っていけるかもしれない。そこを探しに行く方がいいと思うのです。

勝つか負けるか

いろいろなことを勝ち負けで考える私は「誰に似たの?」と親に言われるくらいですが、勝負だからこそ、自分の置かれている状況を客観的に分析できるのではないかと思っています。

勝ちたい、というよりは、負けたくない。でも、負けを認めざるを得ないときもある。

今のステージにだって乗っているのがやっとで、「自分はこの仕事に向いていないんじゃないか」と思うことはいくらでもあります。

それでも、この道を行こうと決めた自分に負けたくないから、もう少し、がんばってみようと思います。

今日の花

ポピー(ケシ科、原産地:西南アジア)

前々回の白のポピーと一緒に買ってきたものです。これは茎が途中で折れずに咲きました(危機を感じて、短めにはしましたが)。茎がくねっとしたところもポピーの魅力だと思うのですが、花首の下、少し片鱗は見えますでしょうか・・・。絵具を流したようなにじんだピンクの色合いが美しいです。