一昨日、母から突然、「LINE Payって安全?」というメッセージが届きました。

「あー、例のキャンペーンで誰かから1,000円プレゼントされたのかな」と、すぐに思いつきました。

LINE Payのキャンペーンページを見てみると、「1,000円の受け取りには本人確認が必要」とのこと。LINEの狙いがこれ、というのはすぐにわかります(LINEの社長は、日本のキャッシュレス推進への投資、という旨のコメントをしています)。

一方、LINE Payのホームページを見てみると、

LINE Payは、国際的なセキュリティ認証を取得しています。
(出典:LINE Payホームページ( https://line.me/ja/pay)2019年5月22日閲覧)

とのこと。システムは安全、というわけです。

いろいろやり方を聞かれるのも面倒なので、母にはやんわりと思いとどまらせる方向で答えましたが、いったい「安全」て何だろう?と、ふと考えました。

「安全?」という疑問を具体化すると

「安全?」という疑問の中で、何が具体的に懸念されているのでしょうか。

  1. 情報の外部漏洩…LINE Payに登録する個人情報、銀行口座情報、クレジットカード情報が外部に漏洩しないか
  2. 情報の内部での不正な(あるいは望ましくない)利用…従業員が不正にデータを持ち出さないか、あるいはLINE Payに登録したことで迷惑メールなどが届くようにならないか
  3. LINE Pay残高の不正利用…情報漏洩、アカウントの乗っ取り、スマートフォンの紛失により、Line Payの残高が他人に利用されないか

LINEはどうしてる?

LINE Payのヘルプページにも「LINE Payは安全ですか?」という質問があり、要約すると、

  • LINEアカウントとは別のパスワードを設定できる
  • 決済時に高度なセキュリティ機能を適用している
  • スマートフォン紛失時には、連絡すればLINE Payの利用を停止できる

といった内容の回答となっています(参考:LINE Payヘルプ>サービス>LINE Payは安全ですか?( https://help.line.me/line/android/categoryId/20000113/)2019年5月22日閲覧)

冒頭掲げた3つの懸念材料には、

  1. 情報の外部漏洩…高度なセキュリティ機能を適用
  2. 情報の内部利用…会社としては利用規約に則り運用する前提ですので特にコメントなし(利用規約やプライバシーポリシーはLINE Payのホームページに掲載)
  3. 不正利用…二重のパスワード設定、スマートフォン紛失時の利用停止

で、それぞれ対策を講じている、ということです。

LINE Payだけじゃない

情報の外部漏洩、情報の内部での不正(望ましくない)利用、不正利用、といった事象はLINE Payに限ったことではなく、クレジットカードやSuicaなど、他のキャッシュレスサービスでも起こりうることです。

なぜ、LINE Payだけ不安になるのでしょうか?

LINE Payの違い

LINE Payと既存のキャッシュレスサービス(クレジットカード、Suicaなど)との違いは次のようなところにあるのではないでしょうか。

新しいサービス

LINE Payそのものが比較的新しい(2014年~)サービスであり、スマートフォンで操作する、QRコードを読み取って支払いする、インターネットの通販サイトでも使える、送金もできるなど、従来のクレジットカードなどの枠を超えています。

何ができるのか、その中で自分が使いたいサービスはどれか、そのサービスを利用するためにはどうすればいいか、など、確認すべきことがたくさんあります。

スマートフォンで操作

クレジットカードや定期券・クレジットカード一体型のSuicaには「カード」という形がありますが、LINE Payはスマートフォンの中にあり、形が見えません。

「利用明細」が郵送されてくることもないため、「紙」を目で見て利用状況をチェックすることもできません。

スマートフォンの簡単な操作で、支払い、チャージ、送金などお金を動かすことができ、簡単なのが逆に不安、ということもあるでしょう。

「電話」問い合わせがない

今のサービスですので、不明点があれば、ヘルプページを見る、問い合わせフォームからの問い合わせ、LINEでチャット(LINE Payお問い合わせ公式アカウントを友だち登録)といった手段で問い合わせを行います。

年配の方(私の母が特に、なのかもしれませんが)にとっては、「電話」がいちばんなじみ深く、電話問い合わせができないのは不安なのではないかと思います。ただ、電話の代わりにチャットで問い合わせを受け付けるサービスは増えており、慣れていくしかないのかな、とも思います。

「安全」とは?

新しいキャッシュレスサービスはこれからもどんどん登場してくるでしょう。

ただ、どんなサービスでも、情報漏洩など、起こりうるリスクは他のサービスとあまり変わりません。

システムについては、いい加減なシステムで、本当に情報そのものが「危険」にさらされているようなサービスも中にはあるかもしれません。

ただ、サービスを運営する側が、これらのリスクに対し、個人情報やクレジットカード等の情報について一般的に必要と考えられるセキュリティ対策を講じている(とうたっている)としたら、サービスが「安全」(と感じられる)かどうかは、

  • サービスの仕組みを正しく理解できるかどうか
  • 運営する会社を信頼できるか

による、つまり、自分自身にかかっている、のではないでしょうか。

正しくサービスやリスクを理解し、万が一のときの損害を予測し、自分自身が納得して使えることが「安全」ということなのだと思います。

わからない・信頼できない→「安全」でないかも→使わない、では、ものすごく便利なアイテムを逃しているのかもしれず、それはそれでもったいないです。

「安全」なサービスであるかどうかは自分自身の努力という要素もある、ということを踏まえつつ、新しいサービスと向き合っていくことが必要なのではないでしょうか。

今日の花

リューカデンドロン・サファリサンセット(ヤマモガシ科、原産地:南アフリカ)

表面に見える赤く細長いものは葉で、中に丸く密集した形の花がついています。葉といっても水気は少なく硬いです。中から花がのびてくるわけでもなく、この赤色と細長い形を楽しむのですが、水が切れても正直あまりよくわかりません。徐々にてっぺんの部分がべろーんと広がってきて、そうなったら花は終わり、と理解しています。その前に乾燥させてドライフラワーにしてしまう方がいいのかもしれません。

編集後記

LINEの友だちに1,000円送る(送る本人は出費なし)→送られた友だちがLINE Payに登録して本人確認すると送られた1,000円を受け取ることができる、という総額300億円のキャンペーン。初日でほぼ1/3を消化したそうです。銀行口座登録の新規受付も一部銀行を除きストップしているとのことで、されど1,000円、現金(厳密には違いますが)の威力のすごさを見せつけられました(情報は2019年5月22日現在のものです)。

1日1新

Silver Mitten(モロゾフ)のオレンジ&レモンクッキー(期間限定。店内厨房で焼き上げ。お店の前を通るたびにずっと気になっていました。)

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