開業してから、朝の通勤時間帯に電車に乗ることはほとんどなくなりましたが、最近、久しぶりに乗る機会がありました。

私が利用する路線には女性専用車両がありますので、乗るときは、だいたいそこを利用します(車内の温度が若干低いような気がするので…気の持ちようによるのでしょうが)。

勤め先に向かう女性が多いと思いますが、制服があるのか、カジュアルな服装の方もいれば、かちっとしたスーツやジャケットを着ている方もいます。

女性がビジネスの場で、どのような服装をするのがよいのか、自分にとっては悩ましい問題です。

勤めていれば、勤め先のルールに従うことになります。

自分が勤めていた監査法人では、クールビズのガイドラインはあったものの(女性のノースリーブやサンダルはNGなど)、通常の服装については明文の規定はなかったと記憶しています。ビジネスの場にふさわしく、クライアントに失礼がないもの(クライアントのルールも考慮する)、という暗黙のルールだったのだと思います。

男性が多い職場でしたので、男性はもちろんスーツ。自分は、その中でなるべく目立ちたくなかったのと、実際、洋服を選んだり組み合わせたりするのが苦手なこともあり、だいたい、至って無難な、紺やグレーのスーツで通していました。

その後に勤めた税理士事務所は、所長が女性だったこともあり、紺やグレーよりは、白やベージュといった柔らかい色の方が好まれるようでした。

とはいえ、自分の好みもあり(白やベージュは苦手)、結局、紺やグレーが中心だったものの、明るめのグレーを選ぶとか、少し柄の入ったブラウスを着るといった工夫はしていました。

さて、開業した今。

ルールは自分で決めなければなりません。

女性の税理士、というと、どのような服装をしている姿をイメージされるのでしょうか?

税理士会の支部の集まりや異業種交流会などで周りを見渡すと、やはり、スーツやジャケットといったかちっとした服装の方が多いように思います。そこをベースに、ブラウスの色や素材、ちょっとしたアクセサリーなどで、個性・自分らしさを出している、という印象です。

どちらかというと、華やかさよりは堅実さ、というのは、信頼していただくことが大切な職業ならではかなと、自分としては納得です。

元々男性が着ていたスーツを、なぜ女性も着なければならないのかな、という疑問はなくはありません。

ただ、今現在、この時点では、ビジネスマナーがそうである以上(ビジネスで顔を合わせる人たちの間に「スーツは相手に対して失礼のない服装である」という共通認識がある以上)、まずは、多くの場合に相手が「失礼だ」と不快に感じないようにすることを優先し、女性だから、とか、おしゃれをしたいから、という要素は、その次に来るべきだと思うのです。

もちろん、いつでも誰でもスーツを着なければならない、と言いたいわけではありません。

スーツを着ないことで、相手の緊張感がほぐれ、親しみを感じてもらえることもあるでしょう。

それは、相手と自分との関係性や距離感、相手が自分に対して、どのような存在であることを期待しているかによって、変わるのだと思います。

ビジネス=スーツ、を受け容れるのは、長いものには巻かれろ、的な発想なのかもしれませんが、長い年月をかけて構築された共通認識に、ただやみくもに歯向かっても、得るものはあまりないように思います。

無難だろうが何だろうが、とりわけ初めてお会いする方には、まずは、失礼のないように、スーツに無地のブラウス。

そこから、相手の方との距離感や期待を測りながら、少しずつ変えていったり、かちっとをそのまま続けたり。

今はそんなルールでやっています。

今日の花

黒ホオズキ(ナス科、原産地:不明)

お盆の時期だからか、花屋さんでホオズキを見かけます。ホオズキといえばオレンジ色、というイメージが強いと思いますが、こちらは黒ホオズキと言われるものです。ホオズキという名がついていますが、オレンジ色のものとは属が異なります。シックでしゃれた色合いですが、お盆→ホオズキ→黒い→怖い、ような感じもします。