登録シェアオフィスの自由席が月額14,800円(税別:2019年4月26日現在)で使い放題という、日経の「OFFICE PASS(オフィスパス)」。
申し込んではみたものの、残念ながら、私は十分使い切れませんでした。
使い切れなかった理由
ブログを事務所で書けなくなる→シェアオフィスのドロップインを利用するようになる→その頻度が上がった
という過程を経て、「OFFICE PASS(オフィスパス)」申し込んでみたわけですが、結局3ヶ月で解約しました。
その一番の理由は、「ブログを事務所で書けるようになった(元に戻った)」からですが、他にもいくつか理由はありました。
事務所の外で仕事をする体制(必要性)が不十分
そもそも論で、「申し込む前に考えとけよ」という話ではありますが。
14,800円分となると、移動の前や移動の間に利用するだけでは足りず、
「今日は外で仕事しよう」
という利用の仕方が必要になります。
最初は、気持ちも変わっていいかな、と、思っていたのですが、仕事の内容柄、なんでもかんでも外でできるわけではありませんし、外でできる仕事にしても、データを外から見られる仕組みや通信手段といった体制が整っていなければなりません。
それらを整えたとしても、パソコンを置きっぱなしで席を立つのはなかなか勇気がいります。
いったん全部カバンにしまったり、iPad+Bluetoothキーボードのときは、iPadは持って席を外していました。
セキュリティケーブルを使うという手もありますが、そうまでして外で仕事する必要がある?と、徐々に疑問に思うようになってきました。
シェアオフィスの利用時間
「今日は外で仕事しよう」
となると、朝一から行きたいですよね。
とはいえ、一時利用の場合、利用開始が朝9時以降、という施設が多かったです。
朝9時からですと、ちょうど通勤ラッシュの時間帯と重なります。せっかく、開業して通勤ラッシュとは距離を置いた生活をしているのに、あえてそこへ飛び込まなくても…となり、出足が鈍ってしまいました。
周りの環境になじめるかどうか
周りの環境。これは本当に様々です。
大人の方々がみなさん静かに黙々と作業している施設もあれば、いかにも「若手起業家が立ち上げたベンチャーの仲間」(ちょっと偏見入ってます)のような若者が、議論(と言えば聞こえはいい)を戦わせている施設もあります。
こちらは一時利用ですので文句は言えませんが、行ったはいいが全然集中できない、ということがありました。
BGMがかかっている施設もありますが、それも良し悪しです。
ただ、これらは自分でイヤホンを使うなどすれば、ある程度対応できるでしょう。
シェアオフィスのセキュリティ
施設の出入りにセキュリティカードが必要なのに、一時利用の人にはセキュリティカードは貸し出さない、という施設もありました。
そうすると、席を外す都度、出るのは出られても、戻るときには入口でインターホンで係の方を呼び出すことになります。
やはり一時利用は不便だな、と感じました。
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そんなこんなで、「必要な時だけ使えば十分」となり、解約したわけです。
向いている人
私のニーズには合いませんでしたが、このような方には利用価値があるのではないでしょうか。
- 日常的にカフェなどで仕事をしているが、混雑していてなかなか集中できない
- 移動や出張が多く、移動の合間や帰宅前などに業務をまとめたり整理したい(都内が一番多いですが、全国に登録オフィスがあります)
- 月の半々くらい、シェアオフィスのようなスペースを2ヶ所使いたい(2ヶ所別々に契約して月額料金を払うより安いのではないかと思います)
1時間の利用料金はカフェよりも高いものの、コーヒー(味はともかく)やお茶(お湯+ティーバッグ)のサービスがある施設もありますし、元がオフィスですので、Wifiや電源は完備、コピー機(別料金)などもすぐに利用できます。
興味を持たれた方は、まずはドロップインから試してみてはいかがでしょうか。
「どこでそういうサービスを提供しているかわからない」
という場合は、「シェアオフィス ドロップイン」などのキーワードで検索するのもよし。
「OFFICE PASS(オフィスパス)」のホームページから探してみるという手もあります。
地域を選択すると登録オフィスが一覧表示されます。施設の詳細を見ると、施設のホームページへのリンクが掲載されています。
一部、一般利用者にはドロップインを提供していない(おそらく「OFFICE PASS(オフィスパス)」として共有スペースを契約している)施設もあるため、若干効率は悪いかもしれませんが、施設の雰囲気もわかり、検索の一手段にはなるかと思います。
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それにしても、毎日ブログを更新しているみなさんは、どこでブログを書いておられるのでしょう…。
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※次回の更新は4月30日です。
今日の花
ベロニカ(ゴマノハグサ科、原産地:ヨーロッパ)
「トラノオ」と呼ばれる日本原産の植物の仲間ですが、こちらのような切り花はヨーロッパ原産のものだそうです。日本の「トラノオ」は、もっと花穂の先端がしなって垂れ下がるので、「虎の尾(しっぽ)」という名前はよくわかります。ベロニカは紫色のものをよく見ますが、白はすっきりとしていて、また違った美しさがあります。細長い穂の先に小花がついているのがかわいいのですが、この花をいけるのは結構むずかしいな、と思います。1本1本の姿を見せるのか、もっと何本もまとめてかたまりのように見せるのかで、かなり印象は変わるだろうな、と。花を見ると、「きれい」と思いつつも「どういけよう?」と思ってしまうのは、いいような悪いような…。