人の役割は変わります。

変わった先でも新たな役割をまっとうしたいものです。

人の役割は変わる

典型的なのは、昇進・昇格で役職がつくことでしょう。

チームのリーダーになる、係長になる、課長になるという変化が起きれば、そこで求められる役割は以前とは異なるものです。

家庭でも、兄弟ができたり、ご家族が働きに出たりすることで、年長のお子さんに、年下のお子さんの面倒を見るなどの新たな役割が生まれることがあります。

同じ仕事を続けていても、働く環境が変われば、求められる役割は変わるでしょうし、同じ仕事・同じ環境であっても、自分の意識が変われば、自分が果たしたいと思う役割は変わるはずです。

私の場合は?

税理士事務所に勤務していたころは、当然、先生の方針ありき、で、それに従って働く従業員でした。

開業した今は、自分の方針で自分の仕事をする、一人の税理士です。

税理士業務補助の従業員と、自分の責任でお客様に相対する税理士とでは、当然求められる役割は異なります。

役割が変わるとき

新たな役割をまっとうするために、必要なのは次の3つではないでしょうか。

  1. 新たな役割を受け容れる
  2. 新たな役割に適応する
  3. 新たな役割で結果を出す

新たな役割を受け容れる、というのは、自分自身がその役割に納得できるか、ということです。

望まない役割であっても、何らかの意義を見出し、モチベーションを持つことができるかどうかが問われるでしょう。

新たな役割に適応する、というのは、その役割に求められることを理解し、役割を果たすために必要なことをする、ということです。

新たな知識を身につけたり、新しいことに挑戦する必要も生じるでしょう。そこに適応できるように、試行錯誤を積み重ねていきます。

そして、「まっとうする」といえるためには、新たな役割でやはり結果を出すことが求められると思います。

結果がでなければ、やはり試行錯誤の繰り返しになるのではないかと思います。

私の場合は?

新たな役割を受け容れる、という点については、自分で選んだ開業ですので、問題はありません。

新たな役割に適応する、という点については、まだまだ課題があります。

勤務していた税理士事務所の先生の方針は、社長に本業に専念してもらうために手伝う、というもので、どちらかというと「社長の代わりにやる」ことが多かったように思います。

記帳代行はもちろん、資料を送っていただけなければ取りに伺う、とこともしていました。

疑問に思うこともありましたが、自分は従業員の立場ですので、代わりにやらなければならなくてもなんでも、ともかく仕事を進めるのが最優先でした。「やりすぎないように」とは言われていましたが、境目はあいまいになりがちで、本来報酬をいただいてしかるべきサービスを無償で提供していたこともあったように思います。

開業当初は、他のやり方がわからないのでこれを踏襲するしかありませんでしたし、今でも引きずられている部分はあると思います。

それでも徐々に、自分の方針が自分の中で明確になってきて、やりたいと思うことができるようになってきたように思います。

今、いちばん重要視しているのは、次の2点です。

  1. 経営のことをご自分で考えていただく(丸投げは拒否)
  2. 本業に専念してもらうための時間を作る(「手伝う」とは微妙に違います)

経営のことをご自分で考えていただくためには、税理士に丸投げしていては難しく(記帳する時間は取れないが、でき上がった財務諸表を見ればわかるよ、というなら話は多少違いますが)、そのきっかけとしては、ご自身で、経費だけでも、売上だけでも、何らかの形で記録していただき、それが会計の数値として集計された結果を見ていただくことなのではないかと思います。

Excelに入れた数字が会計の中でどうなるのか?という興味を持っていただくことにより、掛取引などの理解につながり、するとそれは、損益だけでなく財務状況の理解の基礎にもなります。

ただし、あまりにこれに時間を取られては本末転倒ですので、効率的なデータ入力方法のアドバイス、事業内容や社長の性格に合ったツールの選択などにより、「代わりにやる」のではなく「時間を作る」ことができるようにしたいと考えています。

ご自分でやってみていただくためのツールや効率化の研究、ソフトの操作やその先の経営状況の説明についての伝え方の工夫、経営について興味を持ち理解していただくためにはどうしたらよいか、まだまだ課題は多いです。

ですので、新たな役割で、結果はまだまだ出せていないかな、と思います。

おわりに

役割が変わる、ということは、今までとらわれていたことをリセットして、新たにフラットな目線で考え直すチャンス、と、最近は思うようになりました。

自分が当たり前だと思っていたことが実は不要だった、ということはよくあります。

一方で、自分が当たり前だと思っていたことが、他の人にとっては未知のことで有益であることもあり、それを知れば、自分にとってのモチベーションになります。

考え直すことによって無駄を省く。表に出すことによってもしかすると誰かの役に立つ。

新しい役割に適応し、結果を出すための試行錯誤をする上では、内向きだけでなく外向きにも動くことがカギとなるのではないでしょうか。

今日の花

バラ(バラ科、原産地:ヨーロッパ・アジアの温帯)

白いバラは以前にも掲載していますが、少し形(品種)が違うものです。白いバラには「尊敬」という花言葉があるそうです。編集後記にからめて、この花を選びました。

編集後記

昨日(2019年5月20日)、読売ジャイアンツの上原投手が現役引退しました。WBCやメジャーリーグで、外国人の強打者相手にまったく臆せず、どんどんボールを投げ込む姿は本当にかっこよかったです。先発投手として史上初めて日米通算100勝・100ホールド・100セーブを記録。ご本人は引退会見で、どのポジションでも中途半端、という旨のことをおっしゃったそうですが、先発・中継ぎ・抑えという別々の役割で、それぞれこれだけの成績を残すのは、並大抵の努力ではなかったはずです。謙遜ならよいのですが、本気でそう思っているなら、私が断固否定します!美しい引き際は、マウンド上でいつも潔かった上原投手らしいなと思いました。おつかれさまでした。でもさみしい。

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