小腹が空いて、あるカフェに入ろうとしました。

フードケースを見ると、ケーキが580円。

「このケーキに580円はないなー。ケーキセットでもないし、コーヒーと一緒で1,000円か。ないなー。」

カフェを出て思いました。

どうして私は、このケーキに580円はないなと思ったのだろう?

自分の価値

最近、たて続けに、自分の価値を考えさせられることがありました。

独立開業した方の多くが、自分の仕事にいくらの値段をつけるか?ということに、一度は悩まれるのではないでしょうか。

私の仕事の値段は、料金表にあるとおりです(各サービスのページに掲載しています)。

ここで明かすのがいいか悪いかわかりませんが、今日現在(2019年1月29日)では、どちらかというと周りを見て決まっている、という感じです。

本来は、自分の提供できるサービスの価値=自分の仕事の値段、であるはずであり、あるべきです。

大きな事務所であれば、「明らかに採算取れてないよな」という仕事がいくつかあっても、逆にあまり人手がかからずに顧問料をいただける仕事もあり、事務所全体ではバランスが取れるということもあるかと思いますので、そこまで突き詰めて考えなくてもいいのかもしれません。

しかし、私はひとりで仕事をしていますので、そうもいきません。

人はどれくらいのサービスに対していくら払うのか。今でもまったくわかりません。

あまりに安ければ、お客さんがいないから安いんだと足元を見られる。

待ち合わせで延々と待たされたりするのも、その表れなのではないかと思います。

とはいえ高ければ、どんな人かも何をしてくれるかもわからない人に、そんなお金を払おうという人はいない。

だからこそ、自分がどんな人かを伝え、何ができるのか、何をしたいのかを発信し続けなければならず、このブログはそのメディアとして活かされなければなりません。

580円の価値

ケーキのことを考えてみます。

なぜ「このケーキに580円はないな」と思ったのか?

  1. チェーン店の中では高級ラインのお店だったとはいえ、チェーン店だった
  2. ケーキセットでなかった
  3. 見た目が普通だった
  4. 見た目は普通だけど素材にこだわりがある、などの付加価値の説明も見受けられなかった

①チェーン店だった

1つめは、ブランドの問題です。

所詮チェーン店のケーキでしょ?と思ったということです(失礼ですみません)。

今の私に置き換えると、たくさんあるチェーン店の1つと同じで、そこらへんにいくらでもいる税理士の一人でしかない、ということ。

「ひとりですべて対応します」というくらいでは、チェーン店の1つ、つまり、そのへんにいる税理士と何も変わらない、という印象なのでしょう。

だからといって、いきなり有名店のような知名度が手に入るわけではありませんから、まずは地道に実績を積むことからかな、と思います。

②ケーキセットでなかった

2つめは、セットでお得、という価格の問題です。

私はといえば、これ以上値下げをすることはおそらくないので、メニューそのものの工夫や、組み合わせを工夫することで、お得感を出すことはできるかもしれません。

③見た目が普通だった

3つめは、見た目の問題、すなわち、商品デザインやパッケージの問題です。

今の私は、ホームページにせよブログにせよ個性を出せていない、ということでしょう。

ぱっと見て目を引く力、続きのページを読んでみたいと思ってもらえる力が足りない。

実物の私についても、おそらくそう。

見た目、普通の人。

話をしても、やっぱり普通の人。

こんな感じでしょうか。

見た目が普通なのはどうしようもないですが、話をしても普通というのは、努力するすべはありそうです。

④付加価値があるかわからなかった

4つめは、まさに付加価値の問題です。

今の自分の仕事で考えるなら、例えば、お客さんから見て、

  • 困りごとを解決してくれる何か
  • インターネットやSNSでは手に入らない何か
  • ニッチな分野の何か
  • 自分だけにとても関連のある何か
  • 理由はよくわからないけど、気分的な何か(なぜかわからないけど、この人と話すと元気になる、とか)

まあ、これらが何なのかわかれば、苦労はしないですよね…。

ただ、自分はあの580円のケーキと同じだと思うと、少し具体的に物事が見えてくる気がします。

価値以上に高く売る必要はありませんが、どうせ自分は安くしか売れないと卑屈になるのは嫌です。

ケーキの価値と、税理士である私の価値。

意外なところに考えるヒントはありました。

今日の花

チューリップ(ユリ科、原産地:中央アジア・北アフリカ)

春の花の大本命のチューリップ。まだ1月ですけどね。これはオーソドックスな形ですが、八重咲のもの、花びらの先が尖っているものなどもあります。どんどん光の方へ伸びていくので、角度のきまりがあるいけばなには、あまり使いたくないです。