MFクラウド会計(法人向け)・MFクラウド確定申告(個人事業向け)の料金体系が2019年5月8日以降変わります。

現状(2019年4月4日現在)、会計/確定申告のみしか利用していない場合は、料金が上がります。

個人的に2択と考えるクラウド会計ソフトであるfreeeとMFクラウドについて、利用経験を踏まえ、どちらにどのような良さ・使いづらさがあり、どのような基準でお勧めしているかをご紹介しています。

MFクラウドの良さ

  1. 既存の会計ソフトに近い
  2. Excel取り込みのフォーマット

①既存の会計ソフトに近い

補助科目がある

freeeの場合、「取引先」「品目」を取引に紐づけることで、「取引先」「品目」をキーにして集計することができます。これが補助科目の代わりになります。

考えてみれば、売掛金であれば取引先を、預り金であれば内容(品目)を補助科目にするので、数字を見る上では困りません。

MFクラウドは、「補助科目」を設定しますので、既存の会計ソフトと同じです。また、MFクラウドでは自動連携する銀行口座やカードは勘定科目の補助科目となります。これも既存の会計ソフトに近い感覚です。

仕訳帳入力

仕訳帳(入力した仕訳を日付・番号順に表示する帳簿画面)を表示させながら、仕訳を入力することができます。

「会計ソフトだから当たり前なのでは?」と思うかもしれませんが、freeeは基本的に「仕訳の入力」という言葉を使わず、すべて「取引の登録」といいます。このため、通常の取引登録画面からは、収支(掛取引含む)の取引しか登録できません。会計ソフトを使い慣れている場合には、会計の仕訳を取引の登録に頭の中で置き換える必要がありますので戸惑います(仕訳形式のプレビューはあります)。

実際、利用している銀行口座やカードをすべて自動連携させ、レシートをスキャンして登録すれば、取引登録画面から手入力する必要はほぼありません(読み取りできない手書きの領収書くらい)。決算整理仕訳など、ごく限られた仕訳を「振替伝票」から登録するだけですので、機能として必要ない、ということになるのでしょう。

会計ソフトを使い慣れている場合には、MFクラウドの方がなじみやすいのではないかと思います。

②Excel取り込みのフォーマット

Excelやcsvで作成したデータを取り込むことはどちらのソフトでも可能ですが、MFクラウドの場合、現金出納帳などは、一般的な現金出納帳に近い見た目のフォーマットが用意されています。

ただし、列番号・行番号や文字列を認識して取り込む仕様となっているのか、フォーマット自体の加工に制限があったり、取り込みエラーが出やすかったりするのはやや難点です。

とはいえ、例えば、小口現金の管理を家族や従業員に任せている場合、この出納帳フォーマットをExcelで作成してもらい、そのまま会計ソフトに取り込むことができるので、便利だと思います。

MFクラウドの使いづらさ

  1. MFクラウドの他サービスとの連携

①MFクラウドの他サービスとの連携

MFクラウド給与やMFクラウド経費で作成したデータを会計に反映させる場合、会計側で登録作業が必要となります。また、会計側で仕訳を修正した場合には、給与や経費へ変更が情報として連携されますが、登録の処理が必要となります。

freeeの場合は、サービスは別契約が必要ですが、システムは一体なので、連携→登録という作業は必要ありません。

お勧めのポイント

自分の中では、2つの会計ソフトはざっくりとこんな特徴があると考えています。

  • MFクラウド…既存の会計ソフトのクラウド版+α
  • freee…すべての取引データを集約して振り分けた結果として決算書を作る

MFクラウドについては、見た目や中身は既存の会計ソフトに近いのですが、銀行、カード、ビジネスデータ(レジ、Amazonなど)との連携の数と使いやすさは、他にもあるクラウドソフトより一歩先(なので+α)かなと思います。

freeeについては、仕訳を意識せず、手入力を極力排して、取引データを集約し、これらを適切に振り分けると、裏で仕訳が作成されて決算書ができあがる、というイメージです。ただし、振り分けを間違えると大変なことになるので、仕訳を意識しないといっても、取引やお金の流れとfreeeの仕組みとの関係を正しく理解している必要はあります。

これらを踏まえ、今の段階では、それぞれのソフトをお勧めする際に意識しているのは次のようなポイントです。

MFクラウドがお勧め

  • 元々会計ソフトを使っているが、クラウド会計ソフトに切り替えたい←既存のシステムと比べたときの違和感の少なさ
  • システムの仕様やコスト面から、通常の取引について、ある程度手入力の必要がある←手入力のしやすさ(仕訳辞書などが使える)
  • 個人事業主←値上がりしてもこちらの方が安い

freeeがお勧め

  • コストは多少かかっても、あらゆるデータを連携して効率化したい←レジでもタイムカードでも、会計ソフトに連携するためにはコストがかかりますが、効率化を優先したい(コストについては、社長/事業主の時間の重要性>>>コストなのでは?という視点で考えましょう!)
  • レシートの手入力はしたくない
  • 法人で会計だけ必要←値上がりしたらこちらの方が安い

もちろん、これに加えて、個々の会社/事業主の状況も踏まえてお勧めし、ご自身に試してみていただくようにしています。

おわりに

私は、開業してから、自分自身の会計も含めてクラウド会計ソフトの利用機会が増えましたが、クラウド会計ソフトはどんどん進歩していて、使い勝手も向上しています。何より、お客様との打ち合わせの場で数字を見られる、修正できる、新たな設定(勘定科目の追加等)ができる、システムについての疑問を解消できるなど、リアルタイムにスピーディーに物事が運ぶのがうれしいです(お客様にとっても、自分にとっても)。

個人事業主の方、少人数で起業される方は、まず第一の選択肢としてクラウド会計ソフトを考えることをおすすめします。

今日の花

ユリ(オリエンタルリリー)(ユリ科、原産地:日本)

まず初めに、カメラが故障しました(泣)。しばらくiphoneで撮影しますので、写真の質感が変わります。季節ごとの花を載せたいので撮りだめできないし、カメラの2号機はさすがにないし…。さて、今日はオリエンタルリリーです。一昨日のスカシユリは香りがないのに対し、こちらは香りが強いユリの交配種であるため、ものすごく(←ここ強調)香ります。1日(2019/4/1)に大森駅北口に花屋さんがオープンし、タイムセールをしていたので、香りが強いとわかっていたのについ買ってしまいました。ユリはいつも「きれい」と「香り強い」との葛藤です。