MFクラウド会計(法人向け)・MFクラウド確定申告(個人事業向け)の料金体系が2019年5月8日以降変わります。

現状(2019年4月3日現在)、会計/確定申告、給与、経費等のサービスは、個別に導入するか、セットのプランで導入するか選択できますが、2019年5月8日以降はセットのプランのみに統一されるとのことです。

セットのプランを利用している場合には料金が下がるケースが多いと思いますが(個別のケースによります)、会計/確定申告のみしか利用していない場合は、確実に料金が上がります。

クラウド会計ソフトは、今のところ、freeeかMFクラウドの2択だと思っていて(弥生さん、すみません…)、お客様ごとにどちらがよいか考えていたのですが、今回の改定で料金とプラン内容に差がついてしまうため、どうしたものかと考えます。

お勧めするにはまず自分から、と、自分の一昨年分の確定申告はMFクラウド確定申告、昨年分はfreeeを使ってみました(本当にお世話になりました←関連投稿:「猛省と感謝と」)。

私見ですが、どちらにどのような良さ・使いづらさがあり、どのような基準でお勧めしているかをご紹介します。

freeeの良さ

  1. レシート読み取り
  2. 試算表・月次推移等の仕様

①レシート読み取り

レシートのOCR読み取りは、freeeにもMFクラウドにもついていますが、次のような違いがあります。

  • freeeは機能を絞った低価格のプランでも基本機能に含まれているが、MFクラウドは別サービス(ただし新プランでは含まれるようになる)
  • MFクラウドは経費精算が基本のスタンスだが、freeeは会計処理が基本のスタンス

2点目について補足します。MFクラウドのレシート読み取りは「MFクラウド経費」というサービスに含まれており、経費精算の際に従業員が立て替えた経費をアプリで撮影して経費申請、それをOCR読み取りして会計データに登録する、というのが基本の流れとなります(PCで一括アップロードして登録することも可能)。

freeeの場合は、会計の経費を登録するので、特に経費申請といった手続は考慮されておらず、スキャナ(Scansnap等)で読み込んだ領収書もアプリで撮影した領収書もファイルボックスに集約され、OCR読み取りで計データに登録していく、という流れになります。

経費精算という必要性がない限り、スキャナ(Scansnapが便利です!)で読み込んでどんどん登録していく方が効率的なので、会計ソフトとしてはfreeeの仕様の方が好みです。

②試算表・月次推移等の仕様

freeeもMFクラウドも、試算表・月次推移等は貸借対照表と損益計算書の2つのタブで表示されますが、freeeは損益計算書のタブが手前に表示されます。まずは損益を見たいので、小さなことですがうれしい仕様です。

また、試算表・月次推移等の画面から数字のリンクをクリックすると内訳が同じ画面で確認できます。画面を行き来するとか、新しいタブを開くといった手間が省けるため、とても便利です。

freeeの使いづらさ

  1. 決済の概念
  2. 取引先と勘定科目の紐づけ
  3. 口座の概念

①決済の概念

freeeを使っていると「決済」という言葉が出てきます。決済とは、掛売上の入金や未払金・掛仕入の支払の有無ですので、発生主義が根本の考え方になっています。このため、現金主義でずっとやってきた場合などは、最初は分かりづらいです。

ただ、適切に入力すれば、決済期日の管理もできます。

②取引先と勘定科目の紐づけ

決済に関連しますが、掛売上や後払いの経費を先に入力し、あとからこれに対応する入金・支払のデータが銀行口座から連携されてきます。このとき、システムが取引先や金額のマッチングを行うため、「売掛金が発生するのは、こことこことここ」、「未払費用が発生するのはこことこことここ」と、あらかじめ売掛金や未払費用に取引先を紐づけておく必要があります。

これをしておかないと、掛売上の仕訳を入力しようとしても、「○○株式会社は勘定科目に紐づいていません」といったエラーが出ます。

若干、面倒ですが、入金の消込の精度は高い(私の経験値は少ないですが)ので、仕方ない気もします。

③口座の概念

銀行、カード、Amazon等の連携サービスはすべて「口座」となり、自動的に勘定科目のように取り扱われるようになります。

このため、カードもAmazonも「未払金」として扱われます。

例えば、Amazonで事務用品を購入したとき、連携されてくるデータを

借方:事務用品費 貸方:Amazon(未払金)

と登録します。

実際には、貸方は自動連携なので固定されていて、借方の勘定科目等を確認して登録する、という作業となります。

一方、上のAmazonでの購入にカードを使っており、カードも連携設定していると、カードの方からも「カードを使ってAmazonで事務用品を購入したよ」というデータが連携されます。

これをそのまま

借方:事務用品費 貸方:カード(未払金)

と登録してしまうと、事務用品費が二重計上になり、Amazon(未払金)がいつまでも残ってしまいます。

このため、カード明細からのデータを登録する際に、「口座振替・カード引落」とし、振替先を「Amazon」にする必要があります。

確かに勘定科目を「振替」るのですが、「口座振替」と言われてしまうと、すこし違和感がありました。

◆◆◆

MFクラウドについては次回に続きます。

今日の花

チューリップ(ユリ科、原産地:中央アジア・北アフリカ)

ユリ科つながりでチューリップです。言われてみれば、雄しべ雌しべの形や花びら(ガク)の付き方など、ユリと似ているところがありますね。観光地のチューリップ畑は今が見ごろのようですが、花屋さんではそろそろチューリップを見かけることが少なくなってきました。花屋さんの方がいつも季節を先取りで、うれしいような気が急くような気持ちになります。