「時間もお金も才能もないし」

とため息をついた自分に、「ちょっと待て」と突っ込みを入れた話です。

花展見学

私が習っているいけばなの小原流は、全国に146(!)の支部があります(2019年5月2日現在)。

私が所属しているのは東京支部ですが、東京支部では、年1回、花展を開催します。デパートの催事場で前期・後期合わせて6日間開催する大規模なものです。

花展が開催される月は、前期・後期2回の花展見学が研究会(月に1回のテスト:関連投稿「研究会のこと」)出席の代わりとなります。

今年は4月上旬に開催され、見学に行ってきました。

大作(合作含む)から小品まで、前期・後期合わせて383作品。

東京支部主催の花展(もちろん、入場料を頂戴します)となると、会場の設えはもちろん、花材も花器も豪華です。

大作は、ただただ、花や枝ぶりの美しさを感じるのですが、中品・小品となると、そうはいきません。

「これを生けられるようになるまで何年かかるだろう」

とか

「どういう風にどれだけ練習すると生けられるようになるだろう」

といった邪念がわいてくるわけです。

そうすると、だんだん眉根にシワが寄って目つきが悪くなり、見続けるのがしんどくなってきます。

「私には時間もお金も才能もないし」

そんな自虐に似た思いが頭をよぎりました。

いや。ちょっと待て。

たしかに今はどれもないかもしれない。

ただ、作れるものもあるだろう?

ないものをどうするか

時間

花展に大作を出品しておられる偉い先生方は教室だけでなく流派のお仕事で多忙、小品を出品している方々の中には普段は会社勤めをしている方もいらっしゃると思います。

だとしたら、自営業者である私は、ここに作品を出品しているどの人よりも「時間」だけは自由になるはずです。

時間は、間違いなく、自分の努力で、しかも比較的ローコストで作ることができます。

  • 時間の使い方の見直し
  • 業務や日常生活の見直し

まだまだ改善の余地はあります。

「業務の見直し」を進めると、お金が減る(例えば、入力を請け負っているお客様を失う)可能性はありますが、それはそれ。

長期的に見れば、時間を生み出し、別の方法で埋め合わせることを考えた方がいいでしょう。

お金

  • 使うお金を減らす
  • 新しいお金を生み出す

両方でできることがあるでしょう。

使うお金を減らす

「使うお金を減らす」でいえば、私の場合、固定費と消耗品費に特に改善の余地があります

固定費では、

  • SIMを使用容量にあったプランに乗り換え
  • FAXをなくすことで固定電話料金を減らす
  • 会計・税務ソフトの選択

がすぐに思い当たります。

要は、気はなっていたけど手付かずだったもの、ということです。

収入とのバランスを見返すと、OFFICE PASS(オフィスパス)は、たった3ヶ月でしたが、痛かったなあ…。

関連投稿「シェアオフィスのサブスクリプション(前編)」「シェアオフィスのサブスクリプション(後編)」

消耗品費では、見返すと、買ってみたものの使っていない・使えなかったものが意外とあります。

  • 「必要かも」の段階では買わない
  • 買うときは仕様や適合機種を詳細に確認

基本的なことですが、常に気をつけていないと緩みがちなところでもあります。

新しいお金を生み出す

「新しいお金を生み出す」というのは、顧問以外のサービスを提供する、ということです。

メニューに書いてあるだけでなく、現実に機能するものになるためにはどうすればいいか、メニューの書き方、料金設定、申し込みフォームなど、見直すべき点があるでしょう。

そもそもその前に、アクセスしていただけるホームページになっていないとね…。

才能

才能がないのは今さらどうしようもないので、作った時間とお金をつぎ込んで、努力で、多少なりとも追いつこうとするしかないです。

ただ、それが「正しい努力」でなければ、時間とお金のムダにしかなりません。何をどうすることが「正しい努力」なのかは、常に考える必要があるでしょう。

そして、時間とお金をつぎ込んで正しい努力をしてもやっぱりだめなら、そのときは、方向転換を考えるべき時なのだと思います。

ビジネスで考えると

「(また)いけばなの話かよ」と思いながらも、ここまで読んでくださった方がいらしたら、ありがとうございます!

でもこの話、いけばな(お稽古ごと)には限らないと思いませんか?

会社や事業を運営していくときや、起業を考えているとき、

「時間もお金も才能もない」

と思うことはありえるでしょう。

その時に、現状を変えずにそこで諦めてしまうのか、「ないものは作れないか?」と思うのかで、その先は違ってくると思います。

  • 時間の使い方を見直す
  • ムダな経費の削減
  • 本業以外のサービスの開発と提供(本業の周辺領域がおすすめ)
  • 先人に学び正しい努力

私自身は、先人にはまだなり得ませんが、ビジネス全体を俯瞰し、事務作業や経費の見直しを提案したり、サービス開発につながるようなビジネス環境や需要にアンテナを張ったり、できることをご提供していきたいと思います。

※次回は5月7日更新です。

今日の花

シャクヤク(ボタン科、原産地:中国北部・シベリア)

「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」と美女を形容するのに引き合いに出される花です。お稽古に使ったものを家でいけたままの状態で写しています。日本で出回るシャクヤクには、日本で品種改良が進められた和シャクヤクと、ヨーロッパで品種改良が進められた後に日本にやってきた洋シャクヤクがありますが、こちらは「和シャクヤク」です。元号が変わったからといって、何が変わるわけではないのですが、それでもせっかくだから何か「和」な花を掲載できれば、と思っていたので、この花に出会えてよかったです。

編集後記

昨日(2019年5月1日)から「令和」となりました。日本経済新聞の「「令和」新時代 こんな時代に」という特集で、厚切りジェイソンさんが

「普通の翌日が来るだけ」
(出典:2019年5月2日付日本経済新聞朝刊)

と寄せておられました。だから、改元を待つのではなく、自分の思うタイミングで変化していこう、と。たしかに、新たな天皇陛下が即位なさることは日本の国にとっては特別なことですが、自分の日常だけを切り取って考えたら、そのとおりだなと思います。私自身もあまり「特別な日」とは考えず、力を入れすぎないように過ごしました。

とはいえ、プロ野球では平成最後と令和初は記録となるようです。平成最後のウィニングボール、令和1球目のボール、令和初ホームランのバットは、野球殿堂博物館に展示されるそうです。ちなみに、令和初ホームランを打ったのは巨人の坂本選手でした。平成初ホームランが巨人の原監督、令和初勝利投手は原監督の甥である巨人の菅野投手(この試合で1,000奪三振も記録)。どちらかというとアンチ巨人な私ですが、みんな「持ってる」なあ…と、これには素直に脱帽しました。