昨年、初めてユニバーサル・スタジオ・ジャパンに行きました。

テーマパーク好き、というわけではありませんが、10年以上前に仕事で1駅手前まで行ったことがあり、妙に「惜しかった」という気持ちが残っていました。「監査法人を辞めたら」と思っていたのに税理士事務所勤務時代は行けず、「事務所を辞めたら」と思っていて、ようやく、念願叶いました。

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1日目は午後から夜まで、2日目は朝から夕方まで滞在しました。

正直、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのアトラクションのテーマになっている映画(ジョーズ、ターミネーター、スパイダーマンなど)は、1つも見たことがありません。行きたかった理由は、ただただ、「近くまで行ったのに行けなかった」という惜しさだけです。

にもかかわらず、想像以上に楽しい空間でした。

アトラクションの建物やスタジオ内の街並みなどが安っぽくなくとてもよくできていて、歩いているだけでもわくわくしましたし、アトラクションそのものも映画を知らなくても楽しむことができ(むしろ「そういう話だったんだ」とあらすじを理解)、久々にテンションが上がりました。

夜になると大勢の高校生が来園しました。

彼女たちの頭の上を見て、テンションが上がった私は、「夜だからいいか~」と、こんなものを購入しました。

スヌーピーの耳カチューシャ・スヌーピー付き、です。

そして、「夜だから」のはずが、「せっかく買ったのにもったいないよね~」と、次の日も園内に入ると、早速、頭にこれを装着しました。

すると、行く先々で、クルーの方が声をかけてくれました。

私は、身に着けているものに限らず、声を掛けられたりほめられたりするのは苦手なのですが、なぜかクルーの方の言葉には素直に「はい!」とか「ありがとうございます!」と返すことができました。

ふとそのことに気づき、「あれ?なぜだろう?」と考えました。

自分が楽しい気持ちでいるから、というのがいちばんでしょうが、ほめ方にもポイントがあるのではないかと、そのとき思ったのです。

クルーの方は、こんな風に声をかけてくれました。

「カチューシャかわいいですね。」

「頭にかわいいののせてますね。」

「スヌーピーお好きなんですね。」

カチューシャそのものをほめていて、つけている人に似合っているかどうかというコメントではないのです。

頭にのせているカチューシャがかわいいのは客観的事実(スヌーピー嫌いな人にとっては違うでしょうが)。かわいいと思ったから買いました。

スヌーピーが好きなのも事実。好きだから買いました。

もし、

「カチューシャ似合っていますね。」

と言われていたら、「年甲斐もなくすいません…。」と、現実に戻り、ちょっと(いや、かなり)恥ずかしく思ったのではないかと思います。

カチューシャをほめられることは、モノをほめられているだけであり、そのモノが「かわいい」というのは自分の感想と同じですから、抵抗なく受け容れることができます。しかし、モノをほめられたことによって、何となく自分もほめられたように感じ、良い心地になったのでしょう。

たまたまなのか、こういう言い方をするように指導されているのかはわかりませんが、上手なほめ方だな、と思いました。

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受け取った側が「嘘っぽい」と思ったり、何か引け目を感じたりしたら、それはもう、ほめていることにはなりません。

例えば、「すごい」「立派」といった抽象的な言葉だけではなく、「ミスが減った」「スピードが早くなった」「以前に話したことを理解できている」など、相手も客観的に認識している・できるであろう具体的な事実をすくい上げて言葉にすることで、「嘘っぽい」と感じることなく、素直に受け容れてもらうことができるのではないでしょうか。

カチューシャをほめられてから、そんなことを心がけています。

今日の花

カーネーション(ナデシコ科、原産地:南ヨーロッパ・地中海沿岸)

写真を撮る前に、短く切って使ってしまいましたので、おしゃれめの花瓶に入れてみました。これはスプレー咲きのものですが、丸みが強い形で、花びらもオールドローズのようなつき方をしていて、こうして短くして花瓶にさすとバラのように見えなくもないです。短く切ってしまうのは心が痛むこともありますが、茎が細いものは長いままだと水が上がりにくく、短く切る方がかえって長持ちすることもあります。長くても短くしても、似合う花瓶に入れて日々ケアする、というのがせめて花のためになるかなと思っています。

編集後記

ずっと「テーマのメモ」の中にあったものの、書くのを躊躇していましたが、とうとう、とっておき(?)のカチューシャを披露しました。物心つくかつかないかの頃からスヌーピーが好きだったようで、母が小さなスヌーピーのぬいぐるみを買ってきて私に見せたとたん、母から奪い取って抱きかかえて離さなかったそうです。三つ子の魂百までというのか、スヌーピー好き、ぬいぐるみ好きは、いまだ変わりません…。

1日1新

Mubert

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