学生の頃、母から「食は文化」と言われたことがあります。

例えば、買ってきたお惣菜を、容器のまま食べようとしたり、買ってきたお菓子を、お店でつけてくれるプラスチックの小さなスプーンで食べようとしたりすると、そう言われ、お皿に移し替えさせられたり、食器のスプーンを渡されたりしました。

誰かの言葉なのかどうかはわかりません。

文化は時とともに変わるものだから、何があるべき姿なのかも変わるでしょう。

しかし、食事は食事らしく取らなければいけない、という意識として、何となく自分の中に刻まれました。

そういう「食」への意識があったから、自分は救われたと思うことがあります。

ある食品メーカーのコマーシャルに

「あなたは、あなたが食べたものでできている」

というコピーがありました。

当時はコマーシャルの描き方に批判もあったようですが、自分には、とてもシンプルに、言葉どおりに響きました。

当時の自分は、監査法人の品質管理部に勤めていた暗黒の時代で、水で流し込むように食事をしたり、洗面所で隠れるように食事をしたりしていました。

そんな風に食べたものからできあがる自分て、どんなものなんだろう?

考えたらぞっとしました。

これだけが退職した動機ではありませんが、こんな生き方じゃだめだと思うようになった一つのきっかけにはなりました。

駅のホームのベンチで、あるいは、歩きながら、おにぎりやパンを食べる。

当たり前に見かける風景になった気がします。

そこでしか食べる時間がないのかもしれません。

人に迷惑をかけなければいいのかもしれません。

でも、何となく、心にひっかかります。

もっと食べることを、もっと自分のことを、大事にしようよ、と思うのです。

じゃあ、自分は人に誇れるような食生活をしているのかというと、そうではないので、大きなお世話なのかもしれませんが。

久しぶりにひどく体調を崩してしまい、自分の食生活を省みつつ、つらつらと書きました。

今日の花

ハス(ハス科、原産地:アジア・オーストラリア北部)

お盆の時期限定の切り花です。花を咲かせるのは難しいとのことでしたので、蕾の写真を撮っておきました。自力で水を吸うことができないため、ポンプで水を注入します。とはいえ、ポンプは持っていないので、逆さにして細口の容器で茎の切り口から水を入れてみましたが、すぐに水が下がってしまいます。もっと短く切ってしまえばよかったのかもしれませんが、くねった茎の先につく蕾の姿が美しく、そちらを楽しむことにしました。

編集後記

久しぶりにひどく体調を崩してしまい、悩んだ挙句、1日ブログを休みました。先は長いので、今日からまた再開します。