言葉には力があります。

自分の言葉も、声に出すことによって、自分に影響を与えることがあります。

20年来の頭痛持ちで、休日や台風などで気圧の変化があるときに、偏頭痛が起こります。

それ用の鎮痛剤は常備するようにしていますが、お盆休みをはさんだりしたため、今日はたまたま切らしてしまっていました。

午後から打ち合わせの予定があったため、どうにかして痛みを治めなければならず、なんとか起き上がっていつもの病院へ。

その薬は、痛み始めに飲めば、痛みはほぼ治まりますが、痛みが本格的になってからでは効かないこともあります。

そのため、

「午後から仕事なのですが、効かなかった場合に、他の手段はないでしょうか?」

と先生に相談し、別の薬を追加してもらいました。

ところが。

「午後から仕事なのですが」

と口に出した瞬間、きゅっ、とどこかが緊張する感覚がありました。

結局、普段なら薬が効くかどうかというほどの痛みがあったにもかかわらず、いつもの薬を1回飲んだだけで痛みは治まり、追加で処方していただいた薬は飲まずに済みました。

偏頭痛は、頭部の血管が拡張することによって痛みが起こるといわれています。

きゅっ、と緊張したのは、おそらく、頭痛の原因となっていた頭部の血管で、自分が発した

「午後から仕事なのですが」

という言葉を聞いた脳が、

「仕事だ」

と、仕事モードに切り替わり、緊張し始めたのでしょう。緊張により血管が収縮したことが薬の効果と相乗して、痛みが治まったのだと思います。

自分が発する言葉が自分に影響を与える、ということで言えば、私は愚痴を言うのがあまり好きではありません。

嫌なことは発散した方がいい、という考え方もあるでしょう。でも、私は、できるだけ飲み込むようにしています。

自分が愚痴を言うと、当たり前ですが、その言葉を自分が聞くことになります。

そうすると、愚痴を言いたくなることが起きた時のことをもう一度思い出し、嫌な気持ちがもう一度よみがえり、増幅されて、かえって記憶に残ってしまうような気がするからです。

仕事で嫌なことがあったら、仕事以外のことをする。

プライベートで嫌なことがあったら、仕事をする。

とにかく別のことをして、早く忘れるようにしています(うまくいかないこともありますが)。

「午後から仕事なのですが」

と、実際に声に出して言えば脳のスイッチが入るなら、

「しんどい」

「つらい」

「無理」

などと、普段口グセのように声(独り言)に出してしまいますが、それはやってはいけないことで、むしろ、

「今日はがんばってる」

「いい調子」

「仕事を終わらせて出かけるぞ」

などと、プラスの言葉を声に出すと、案外、調子に乗れるのかもしれません。

一人で仕事をしていると、事務所にいる間は、どうもネガティブな独り言ばかりになりがちです。

脳のスイッチが入るような、ポジティブな独り言を発すれば、もう少し、楽しく仕事ができるかもと思った、今日の出来事でした。

今日の花

カクトラノオ(シソ科、原産地:北アメリカ)

「角虎尾」と書きます。虎の尾のように花が房状に垂れるところから「トラノオ」といわれる植物があり、これはそのうちの一つで、茎の断面が四角いため「カクトラノオ」といわれます。この写真では根元にしか花が咲いていませんが、かなり先端の方まで順々にピンク色のきれいな花が咲き、結局2週間近く持ちました。細身ですが、案外丈夫でした。

1日1新
~1日1つ、何か新しいことをする試み

lete