ブログのタイトルにも「ひとり税理士」とあるように、現在、私は一人ですべての業務をこなしています(すべての、と偉そうに言うほどの業務量ではありませんが・・・)。

このやり方は、自分がやりたかったことととても合っており、今後も変えるつもりはありません。

ひとりを選んだ理由

お客様との接点を増やしたい

経験上、細かな質問やちょっとした会話の端々こそ、お客様が関心をお持ちのことや、不安や疑問に気づくきっかけとなります。

期中の質問対応は基本的に担当者に任せる、というケースが多いのではないかと思いますが、この仕事はお客様とお話ししてこそ、という気がしています。お客様のニーズを見出すことができるせっかくの機会を人任せにするのはもったいないと思います。

自分目線で会計の確認をしたい

会計の確認は、ややもすると会計処理が正しいあるいは間違っている、だけで終わってしまいがちですが、会計はビジネスが数字で表れるもの。

例えば、特定の国や地方に出張が増えた、特定の相手との会食が増えたなどの場合、新規のビジネスに向けて商談が進んでいることも考えられます。順調に進んでいる場合は、お客様も税理士に相談する必要性を感じなかったりするため、早めに変化の端緒をつかみ、こちらから確認することが大切なのではないかと思います。

自分目線が常に正しいとも限らず、必要十分ということもないかもしれませんが、15年近く会計に携わっている経験を活かして、自分の目で、会計数値を通じて事業全体の状況を把握したいと思っています。

自由にやりたい

勤務時間とか休みが自由ということではありません(笑)。

柔軟に、と言ってもいいかもしれません。

ひとりなら「事務所のやり方」というものがないため、セキュリティやコストなどの条件が許せば何でもできます。

お客様の状況をお聞きし、クラウドソフト、クラウドストレージ、アプリなどを組み合わせたいろいろな提案をすることで時間やコストを削減できれば、お客様にとっても私にとってもうれしいこと。

こういう、新しいことを取り入れるプロセスはとても楽しいです。

ひとりだから気をつけていること

体調管理

体調を崩すと代わりがいません。業務が止まってしまえばもちろん、止まらなくとも、万全の体調でなければミスをしやすくなるため、お客様に迷惑をかける可能性が高まります。

きちんと食べてきちんと休む。結局は、規則正しい生活をすることが基本、と心がけています。

タスク管理

多くのお客様がいらっしゃるわけではないのですが、なぜか、突発的なことが起こるタイミングは重なります。

これは、監査法人に勤めていた時も税理士事務所に勤めていた時も同じで、もう、何かのアルゴリズムというか物事の流れというかが、そういうものなんだと思うようになりました。

こうなったときに慌てないように、1ヵ月単位の予定で特定の日や週に予定を集中させないようにしたり、ルーティンの業務はすぐやったり、などの工夫をしています。

ミスの管理

セルフチェックになるので、より慎重になる必要があります。特に気を付けているのは2つです。

  1. 時間に余裕を持つ
  2. 「ん?」とひっかかったところは絶対にスルーしない

1点目は言うまでもないですね。

2点目は、監査法人に勤めていた時も税理士事務所に勤めていた時も、これで何度も痛い目に合いました。

「痛い目に合っているということは、スルーしちゃっているのでは?」

・・・そのとおり。どうしても時間がなかったとか(時間に余裕を持つことはここでも必要)、後で調べようと思って失念してしまったとか。調べたけれど調べ方が浅くてわからなかったというのは、仕方ない部分はあるにせよ、理由はさまざまです。

「ん?」とひっかかったところには必ず何かミスがあると信じ、徹底的に調べ、調べた内容と過程を必ず記録しています。

「私」でなければできない仕事

「「私」でなきゃできない仕事がしたい」

と、手に職つけようと思い立ち公認会計士の資格を取ったのですが(関連投稿:会計士になるまで)、監査法人に勤めていた時も税理士事務所に勤めていた時も、資格があるからといって、自分でなければできない仕事をしているとはまったく思わず、所詮組織の一員で、自分の代わりはいくらでもいると思っていました。

今は違います。

税務申告書や会計帳簿を作ることは私でなくとも他の税理士でもできるけれど、お客様は、何らかの縁があって私と出会い、何らかの理由で私を選んでくださっています。

自分の立ち位置・目線をしっかりと持ちつつも柔軟に自分ならではの仕事をすることで、私を選んでくださっているお客様に全力で応えたいと思っています。

おわり。

今日の花

ヨウシュヤマゴボウ(ヤマゴボウ科、原産地:北アメリカ)

ピンク色の茎が美しいです。この実はまだ緑ですが、熟すとブドウ色になります。衣服に汁がつくと落ちないので要注意です。