黒字か赤字か。

税金をいくら払うのか。

お金が足りるか足りないか。

まったく別のことのようですが、すべてを説明できるのは会計です。

ただし、会計には種類があり、目的に応じて使い分けられます。

会計の必要性

会計=事業活動でもうけたかの計算

会社や個人で事業を営む方は、物を売ったり仕事をしたりして料金をもらいます。

また、売るための物や事務に必要なものを買ったり、事務所を借りたり、人を雇ったりします。

このような事業活動を行った結果、もうかったのかもうかっていないのかを計算する必要があります。

ざっくり言うと、この計算が会計です。

計算する必要がある理由はいくつかあります。

1つは、もちろん、自分の会社や自分自身のためです。

もうからなければ、事務を続けていくことができませんので、自分の事業がもうかっているのかいないのかの計算は必要不可欠です。

1つは、国や都道府県市町村のためです。

事業を営んでもうかったならば、そこから国や都道府県市町村に対して税金を納めなければなりません。納めるべき税金を計算するために、まずはどれだけもうけたかの計算が必要になります。

1つは、会社に資金を出してくれている人のためです。

小さな会社は、社長一人が会社を起こすときの資金を出していることが多いでしょうが、会社の規模が大きくなると、多くの人から資金を出してもらい、それを元手に事業を行うようになります。

すると、資金を出してくれた人に対して、お金をどのように使ってどれだけもうけたかを報告する必要が生じます。

会計の計算期間

会社は自然人ではありませんので、理論的には寿命はなく、個人の方が営む事業も、個人と事業を切り離して誰か別の人に交代し、自分がいなくなった後も事業が続いていくことはありえます。

このため、もうけたかどうかの計算は、一定の期間に区切って行います。

計算期間は、会計の種類によって異なります。

会計の方法

会計はもうけを計算する、と書きました。

事業では、もうけるために、物を売る、仕事をする、材料を仕入れる、人を雇うなど、さまざまなことをします。

これらのことには、大きく分けて2つの段階があります。

  1. 売る、仕事をする、仕入れる、仕事をしてもらう、といった実際の行動(行動の段階)
  2. 行動に対して料金を受け取ったり、代金や給料を支払う行為(お金のやりとりの段階)

現金で物を売ったり買ったりすれば2つの段階が同時に発生しますが、掛取引や後払いが使われることが多いでしょう。そうすると、行動の段階とお金のやり取りの段階では、時間的にずれが生じます。

行動、というのがわかりにくければ、物の売り買いや仕事が終わり、代金を請求する・請求される段階、と言ってもよいかもしれません。

国のためにする計算は、行動に注目します。先ほど書いたように、計算は一定の期間に区切ります。このとき、お金の出入りは契約条件などによってばらつきが出てしまいますが、一定の期間の行動に注目すれば、すべての会社や人にとって平等となるからです。

会社に資金を出してくれた人のためにする計算も、主に行動に注目します。お金のやりとりは行動の結果としてついてくるものですので、一定期間のもうけを計算する基礎としては、行動の方がより重要と考えるからです。ただ、使われずに余っているお金がないかなどにも関心があるため、お金のやりとりについての報告も必要とされます。

自分のためにする計算は、行動に注目する計算とお金に注目する計算の両方をする必要があります。

会計の種類

主な会計の種類には次のようなものがあります。

  • 企業会計
  • 税務会計
  • 資金会計
  • 管理会計

これらの内容については、次回に続きます。

今日の花

初雪草(トウダイグサ科、原産地:北アメリカ)

初雪草、という名前の割には、初夏に登場する植物です。花びらのように見える白い縁取りのあるものは葉で、中心に小さな白い花が咲いています。茎も葉もとても柔らかく、その分持ちも悪いのですが、ふんわりとした雰囲気は独特で、見ていると穏やかな気持ちになれる気がします。

編集後記

会計とはなんぞや。一言で表現するのは難しいです。簿記、が浮かぶかもしれませんが、簿記はあくまでもテクニックだと思うので、そこにフォーカスしないで会計をとらえることはできないかなあ、と考えています。いろいろな見方、書き方で、少しずつ表現していきたいと思いますので、その中でピンと来るものがあったらいいのですが。

1日1新

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